寒さと水のやりすぎはアロエ栽培の大敵
まず、「アロエの株」を花屋さんやホームセンターで購入するかアロエを栽培している方に分けてもらうなどして入手します。アロエを育てるときの注意点は、気温。アロエは90%以上が水分を占める植物なので、氷点下の気候にさらされると、アロエ自体が凍ってしまうそうです。
アロエ栽培スタート
アロエの株を入手したら、アロエ栽培を始める前に必要なものを用意します。
<アロエ栽培のため準備するもの>
・プランター
・赤球土、腐葉土など
・スコップ
・ジョウロ
・剪定バサミ
・液体タイプの肥料
アロエは、小さいプランターでアロエを栽培すると成長が鈍くなるので、置き場所に余裕があれば、大きめのプランターの方が良いそうです。土は、水はけがよく保水力が高いものを選びますが、迷ったら店舗スタッフに相談すると良いでしょう。
アロエは1週間陰干しし、植え付け後1週間水をやらない
アロエは4月から10月の暖かい時期に生育するため、栽培を始めるのは春から秋が望ましいです。秋から冬に植え付けをすると根付くまで時間がかかってしまいます。
注意点1)株分けしたアロエは、すぐプランターに植えず、1週間ぐらい陰干しして乾燥させる

根をだしやすくするためにこの部分を乾燥させる
土に刺す部分を乾燥させると、根が出やすくなります。アロエの株を持ち帰ってから1週間後、プランターに赤球土と腐葉土を入れ、キダチアロエを植え込みました。

プランターに植え込んだ有機栽培のキダチアロエ
注意点2)アロエを植えた後も、1週間くらいは水を与えず放置
そんなに水を与えなかったら枯れてしまう不安にかられますが、多肉植物であるアロエは、サボテンの仲間なので乾燥に強い植物です。とくに11月から3月頃の低温期に休眠するため、1週間ぐらい水や肥料を与えなくても問題ありません。水をやりすぎると、根が腐ってアロエが枯れる原因となります。
プランターに植えてから、水を与えず1週間ぐらい経つと徐々に葉が赤くなります。一見アロエが枯れたように見えますが、これは葉枯れといい、根が出て成長しているサインです。その後、水を与えると、再び葉に青みが増して丈夫に育っていきます。

くすみが目立ち、葉枯れしているアロエ
葉枯れと根腐れの違いは茎で見極める
2種類のプランターに植えてから、水を与えず1週間経過。キダチアロエの葉は赤っぽくなってきました。暖かい季節に植え付けると、「枯れた?」と思ってしまうほど真っ赤に変化します。
育てているアロエが、日に日に元気がなくなりしおれてくると、「アロエが枯れてしまったのでは?」と不安になりますが、根元がしっかりしていれば、土の中で根を張ろうとしている状態です。
注意点3)根腐れすると茎がグラグラするので、枯れた?と思ったら茎を確認する